第3回日本小児耳鼻咽喉科学会を平成20年6月21日(土)と22日(日)の両日にわたり、鹿児島市の城山観光ホテルにて開催させていただきます。

第1回、2回の本学会はともに、それぞれの会長を務められた細井教授、小林教授の斬新なアイデアと卓越した采配によって大変充実し実りある会合であり、また、小児耳鼻咽喉科学が本邦においても広くそして深く根を下ろしつつあることを感じさせるものでした。
そこで、今回も鹿児島の特色を生かした思い出に残る学会にしたいと考え、特別講演では、あの「Dr. コトー診療所」のモデルとなった下甑村手打診療所の瀬戸上健二郎先生、そして鹿児島大学小児科教授の河野嘉文先生に地域・僻地での小児医療の実態や問題点をお話し頂き、地方における小児耳鼻咽喉科診療について考えてみたいと思っています。
その他の特別企画は、本学会の主旨を踏まえて教育的な内容となるようにと、シンポジウムは小宗静男先生のご司会と新進気鋭の演者によって「高度難聴児療育への取り組み」をテーマに討論して頂きます。
教育講演、ランチョンセミナーでは、アレルギー性鼻炎、睡眠時無呼吸をテーマに岡本美孝先生、宮崎総一郎先生に実践的な講演をお願いし、また、国立成育医療センターの大矢幸弘先生には、「小児の診察と行動療法」と題して小児を診察する際の留意点を紹介していただく予定です。
さらに、「ビデオ研修セミナー How I do it?」として、成人では一般的な手術ではありますが小児では比較的稀な「気管切開術」と「鼻茸切除術」、そして、症例は多いものの施設ごとに手技が異なる「アデノイド切除術」について、経験豊富な先生に様々な工夫や問題点を報告していただきます。その他、明日からの日常診療に役立つ数多くの一般演題も拝聴できると楽しみにしています。

6月の鹿児島は梅雨の最中で、非常に蒸し暑い時期であることが予想されます。したがって、会期中の服装はクール・ビズとさせていただき、和やかな雰囲気の中で、しかし、桜島のごとく暑き討論をお願いしたいと思っております。
鹿児島のめずらしい焼酎や食材も用意致しますので、是非とも多くの会員の皆様にご来鹿頂くようお願い申し上げます。

第3回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会
会長 黒野祐一